夜勤専門で働くのもあり

24時間稼働している介護施設の場合、日勤と夜勤のシフト制で勤務することになるでしょう。そんな中で介護士の中には、夜勤専従という働き方をとっている人も少なからずいます。
夜勤専従とはその名の通り、夜勤に特化して勤務している介護士のことです。日勤には入らないため、生活リズムを整えやすいというメリットがあります。
しかし夜勤専従と日勤の介護の仕事では仕事内容も変わってきますので、これから初めて夜勤専従の仕事をしようと思っている人は注意してください。

主な仕事は見回りと就寝・起床の介助です。夜間利用者は就寝中ですが、眠っている間に体調が激変する場合もあります。そこで定期的に巡回して、問題がないかチェックします。
また場合によっては不審者が侵入してくる可能性もありますので、警備の役割も担います。
夜間勤務のため、就寝や起床時間が勤務時間に入ります。そこで就寝や起床の準備や介助も夜勤専従介護士の仕事の中の一つです。

夜勤専従の場合、1回当たりの勤務時間が長時間です。短くても8~9時間、長ければ16時間くらい勤務することもあります。
ですから実際にシフトに入る回数はさほど多くありません。月でも最大で10回前後と考えてください。週に2~3回出勤するペースです。
そのため夜勤明けは連休ということも珍しくありません。しっかり休息をとって、次のシフトに向けて体を準備させましょう。
日勤とは働き方が大きく違うため、夜勤専従で働く場合の介護士の働き方をよく理解しておくことが転職後に後悔しないためのコツです。

夜勤専従の求人は結構あります。もともと慢性的な人材不足の状況に陥っている介護施設は多いです。しかも夜勤を担当してくれる介護士はさらに少なくなるので、全国的に需要が高止まりしている状況です。